2014年1月14日火曜日

jEditにスペルチェック機能を追加する

jEditにはSpell Checkというスペルチェック用のプラグインが用意されている.
Spell Checkを使うには,事前にAspellをインストールしておく必要がある.
Aspellはオープンソースのスペルチェッカーで,Spell CheckはjEdit側からこのAspellの機能を呼び出すためのプログラム.
Aspellのインストール方法についてはTeX Wikiに詳しい説明がある.
Windowsの場合,Aspell Win32版の配布ページから本体と辞書をダウンロードして,順にインストールする.記事執筆時点(2014.1.15)では,
  • 本体: Aspell-0-50-3-3-Setup.exe
  • 辞書: aspell-en-0.50-2-3.exe
なお,英語以外の言語の辞書もあるので必要に応じてインストールする.
Aspellをインストールしてbinフォルダにパスを通すと,コマンドプロンプトから以下のコマンドでテキストファイルのスペルチェックが可能.

aspell --lang=en -c ファイル名

例えば,以下のようなテキストファイルを用意する.

test text.
tets text.

これに対し,コマンドプロンプトで上記のコマンドを実行すると,下図のようになる.



画面下に出ている選択肢から例えば「1」を選ぶと,当該箇所が「test」に書き換えられる.

さて,jEdit側.
Spell Check pluginをインストールして,plugin optionsからSpell Checkのオプション画面を開く.
「Aspell Engine」という項目があるのでそこを開き,aspell.exeの場所を指定しておく.
(例えば,C:\Program Files (x86)\Aspell\bin\aspell.exe)

「General」という項目で,「Spell-checking engine」のところを「Aspell」に設定する.
その下にある「Refresh list」を押してから辞書として「en」を選択する.

これで準備はひとまず完了.
テキストファイルを開いた状態で,プラグインメニューからSpell Checkを選び「Spell check selection」を実行すると,スペルチェックしてくれる.
他にもいくつかメニューがあるので,状況に応じて使い分けすると良い.

なお,「Browse user dictionaries」を実行するとファイルブラウザ側でユーザ辞書のディレクトリが開く.
間違って変な単語をAdd(ユーザ辞書に追加)してしまった場合は,この辞書を修正する.
ただし,jEdit上で修正しても,反映されなかった.
たぶん,jEdit側で起動時に読み込んで,終了後に変更されていたら書き戻す感じになっている? jEditを終了した状態で修正し,修正後にjEditを再起動したらうまくいった.

2 件のコメント:

  1. この記事のおかげで私もAspellを使用することができました。ありがとうございました。
    これに気をよくして、DictPluginも試してみたのですがこちらは辞書引きをしてくれませんでした。Pluginのインストールだけではうまくいかないようなのですがおわかりですか?

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    1. すみません,DictPluginについては知見がありません...
      何かわかったら,こちらでご報告したいと思います.

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